随風日記 勝手気儘随想帳 巻之弐
随風の勝手気儘物思い。書きたいときに書き、消したい時に消す。嫌になったら辞め、やりたくなったらまた始める。だから勝手気儘。御用とお急ぎでないなら、どうぞお気軽に。
旗幟。
こんばんは。
随風さんです。
タイトルの意味。
辞書ででも調べてください。
きし、と読みます。
☆
「身を守るため」
武道を志す人の多くが、その修練に励む理由をこう述べます。
私は武道をやっている人に必ず問います。
「どうして始めたのか」を。
で、その回答の大半がこれだったりします。
判で押したようなこの回答、私は薄っぺらいなと感じてしまいます。
なぜか?
正しい心で武を学ぶ者は、自ずから違うのです。
目つき一つとっても違います。
所作も、考え方まで普通の人とは異なります。
鋭い人間は、武の心得のある人を鋭敏に見抜きます。
見抜くというよりも、感覚的に感じ取る、と言ったほうが正確かも知れません。
オーラ、と言ってもいいかもしれない。
兎に角、違うのです。
今の世の中、普通の生活を送っていれば
それほど身の危険を感じるような事はないでしょうし、
決して少なくない時間や労力を費やして
身に着ける価値があるものなのか、と考えると、
必ずしも是とは言えないものだと思います。
☆
私は、こう答える事にしています。
「理不尽な暴力から家族や大切な人を守り、
自らが敵と考える相手が、
自分達を攻撃する事を躊躇させるため」
私が持っている技術は、丸腰でも武器を携帯しているに等しい攻撃力を持つ技術です。
ともすれば、相手を殺しかねない危険な技術でもあります。
それを自覚しているからこそ、自らを律しますし、
安易にその技術を用いる事はしません。
…少なくとも、今までに使った事はありません。
☆
「抜かずに勝つ」
剣を用いる武道の究極はこれだそうです。
刀を抜けば、どちらかが死ぬか怪我をします。
しかし刀を抜くことなく、相手を屈服させる事ができるなら、
誰も血を流さなくともすむ。
これほど良い話はない訳です。
争い事を好む人間などいません。
しかし、男という生き物は生まれながらにして
争う事を宿命づけられた生き物であるとも言えると思います。
会社での競争も争いでしょう。
より良い成績を収める事、勝つ事が至上命題となります。
☆
私が武を志した切っ掛けは、
強さ、を求めたからでした。
その強さとは何でしょう?
腕力じゃありません。
自分が自分らしく生きていく強さ。
味方が一人も居なくなったとしても、
最期まで自分の旗を振って生きていく事ができる、
そんな強さです。
それを最近、思い出したのでした。
自分を見失い、自らの死を望み、
全てに絶望して、そんなことを完全に忘れていた自分に気づきました。
週末、そんなことを考えていた、
そして間違いに気づき、
「やりなおし」を始めた随風なのです。
随風さんです。
タイトルの意味。
辞書ででも調べてください。
きし、と読みます。
☆
「身を守るため」
武道を志す人の多くが、その修練に励む理由をこう述べます。
私は武道をやっている人に必ず問います。
「どうして始めたのか」を。
で、その回答の大半がこれだったりします。
判で押したようなこの回答、私は薄っぺらいなと感じてしまいます。
なぜか?
正しい心で武を学ぶ者は、自ずから違うのです。
目つき一つとっても違います。
所作も、考え方まで普通の人とは異なります。
鋭い人間は、武の心得のある人を鋭敏に見抜きます。
見抜くというよりも、感覚的に感じ取る、と言ったほうが正確かも知れません。
オーラ、と言ってもいいかもしれない。
兎に角、違うのです。
今の世の中、普通の生活を送っていれば
それほど身の危険を感じるような事はないでしょうし、
決して少なくない時間や労力を費やして
身に着ける価値があるものなのか、と考えると、
必ずしも是とは言えないものだと思います。
☆
私は、こう答える事にしています。
「理不尽な暴力から家族や大切な人を守り、
自らが敵と考える相手が、
自分達を攻撃する事を躊躇させるため」
私が持っている技術は、丸腰でも武器を携帯しているに等しい攻撃力を持つ技術です。
ともすれば、相手を殺しかねない危険な技術でもあります。
それを自覚しているからこそ、自らを律しますし、
安易にその技術を用いる事はしません。
…少なくとも、今までに使った事はありません。
☆
「抜かずに勝つ」
剣を用いる武道の究極はこれだそうです。
刀を抜けば、どちらかが死ぬか怪我をします。
しかし刀を抜くことなく、相手を屈服させる事ができるなら、
誰も血を流さなくともすむ。
これほど良い話はない訳です。
争い事を好む人間などいません。
しかし、男という生き物は生まれながらにして
争う事を宿命づけられた生き物であるとも言えると思います。
会社での競争も争いでしょう。
より良い成績を収める事、勝つ事が至上命題となります。
☆
私が武を志した切っ掛けは、
強さ、を求めたからでした。
その強さとは何でしょう?
腕力じゃありません。
自分が自分らしく生きていく強さ。
味方が一人も居なくなったとしても、
最期まで自分の旗を振って生きていく事ができる、
そんな強さです。
それを最近、思い出したのでした。
自分を見失い、自らの死を望み、
全てに絶望して、そんなことを完全に忘れていた自分に気づきました。
週末、そんなことを考えていた、
そして間違いに気づき、
「やりなおし」を始めた随風なのです。
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